2018/09/04

自治体と連携し一人暮らしの高齢者を訪問(敬老の日、ヤクルト)

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9月17日は敬老の日です。厚生労働省の報道資料によると、平成29年9月15日時点の百歳以上の高齢者は67,824人で、男性8,197人、女性59,627人と女性が87.9%を占めています。

現在、核家族化が進み、地域社会のつながりが薄くなっており、高齢者が孤立している状況があります。このような 一人暮らしの高齢者、約4万人を対象に、ヤクルトレディが9月8日から15日まで敬老の日のお祝いとして自宅訪問とお花のプレゼントを行っています。

「愛の訪問活動」として株式会社ヤクルト本社と全国のヤクルト販売会社が実施しています。この活動は1972年に福島県郡山市のヤクルトレディが自分の担当する地域の中で、一 人暮らしの高齢者が誰にも看取られずに亡くなったことに心を痛め、一人暮らしの高齢者に自 費で「ヤクルト」を届けるという自発的な行為から始まりました。この活動に販売会社および民生委員が共鳴し、さらには自治体をも動かし、全国に活動の輪が広がっていきました。

現在、製薬会社でも介護分野などで地域連携を求めている動きがあります。インターネットやAIなど色々な施策を各社模索しているようです。いわゆる医療の均てん化の問題として地域ごとに医療ニーズが異なっていたりや中心となっているステークホルダーの立場が違ったりすることで、製薬会社が得意とするユニバーサルサービスが通じにくいということがあります。これからの高齢化で病床から自宅にいく流れの中で、既にインフラが整っているというのは期せずして強みとなっているようにも思います。

(概要)
1.実施期間
   2018年9月8日(土)~15日(土)
2.対象者 
 全国のヤクルトレディが、自治体からの指定により「愛の訪問活動」として訪問している 一人暮らしの高齢者約4万人。
3.実施内容
   紫系のカーネーションの生花に、メッセージカードを添えてヤクルトレディが受け持ち
地区の対象者に手渡します。紫系品種は、高貴・高位のイメージがあり、特に高齢者の方に好評です。

<参考>「愛の訪問活動」の概要(2018年3月末現在) 
1.契 約 自 治 体 数:131自治体
2.対 象 者 数:40,098人 
3.実施ヤクルトレディ数:2,975人
4.実 施 販 売 会 社 数:57社 

※「愛の訪問活動」は、1991年に財団法人経済広報センター(現 一般財団法人)から優秀企業 広報特別賞を、1994年にはボランティア功労者として厚生大臣(当時)表彰を受賞。

プレスリリース(ヤクルト)

(敬老の日に関するイベントなど)
その他の団体・敬老の日に向けた社会活動をしている団体もこのポストに含めて行きたいと思います。


(関連情報)