ヤクルトレディが進化してインターネット注文サービスが全国展開スタート。（１８年９月３日から）

2018年9月3日(月)12時(正午)よりヤクルトレディによる物流の仕組みにインターネット注文が加わります。今まで試験的にエリアを拡大してきたようですが、今後は例外はあるようですが広く全国的に行われます。

このインターネットサービスは宅配サービスの利便性向上を目的としています。顧客にとってのインターネットサービスへの登録の利点は、ネット上での商品変更やクレジット決済が可能になることです。通常のヤクルトレディによる配送と同じで入会金・年会費・配送費はかかりません。

もう一方企業側の理由として昨今ビル内のセキュリティの関係でヤクルトレディの立ち入りが難しくなっていることへの対策があると思います。新築のビルではこれまでのようにヤクルトレディが入って行くことができなくなってきています。新規のインターネット注文でも事前にヤクルトレディが訪問することを職場の管理者に許可を求めることが必要ですが、このサービスでワンクッションおくことで心理的なハードルを下げることができます。インターネットを通じた新規の顧客獲得がこのサービスのもう一つの肝と考えられます。

明るいヤクルトレディさんとのちょっとした会話で心が和むこともあったので、この仕組みが上手くいって欲しいと思います。

「ヤクルト届けてネット」の概要

エリア拡大日時
2018年9月3日(月)12時(正午)
対象エリア全国 ( ※一部エリアを除く)
対象商品
ヤクルト400、ヤクルト400LT、ミルミル、ミルミルS、BF-1、プレティオ、ジョア(のむタイプ)、ジョア(食べるタイプ)、ソフール、ヤクルトのはっ酵豆乳
URL ヤクルト届けてネット

プレスリリース（ヤクルト）

(参考)

チャネルの拡張性とビジネスモデルの観点からヤクルトの販売網はメディアなどで度々注目されています。この販売網を維持するヤクルトレディとは1963年に導入した「ヤクルト400」などの食品および化粧品などを配達するヤクルト独自のシステムです。ヤクルトレディの人数は、国内34，888人(2018年3月末時点)、海外46,559人 (2017年12月末時点)となっています。

（2018年9月4日追記）
ヤクルト関連の製品は販売チャネルの特性から売上目標が立てやすいのかもしれません。

期間限定アイテム「ジョア贅沢オレンジ」が2018年10月1日から12月下旬まで全国で発売します。販売期間中の販売目標は、1日当たり166千本とのこと。
乳酸菌豆乳はっ酵飲料「ヤクルトのはっ酵豆乳」のパッケージデザインを2018年10月1日にリニューアル。2018年10月から2019年3月までの販売目標は、 1日当たり27千本とのこと。

（プレスリリースより1,2）

やはり消費者の方に知っていただくことも必要なので、「ヤクルトのはっ酵豆乳」のリニューアルではサンプリングなども行われるそうです。

（関連コンテンツ）

乳酸菌で有名なヤクルト。腸内フローラに関するシンポジウムを開催

免疫って何？体の防御に関わる抗体や白血球の役割

映画『響 -HIBIKI-』に出演の平手友梨奈さんがヤクルトの広告にも