5月に、あすか製薬とネオファーマ(Neopharma)の子会社がジョイントベンチャーをインドに設立するようです。
あすか製薬は、昔の「帝国臓器製薬株式会社」でした。重点領域として、内科、産婦人科、泌尿器科を挙げています。扱っている医薬品の特徴としては、新薬とジェネリックの両方を販売しています。
ネオファーマ社は、1999 年に UAE に設立された中東・北アフリカの医薬品製造販売会社です。ジェネリック医薬品を中心として製造しています。ネオファーマ社は、2016年にもSBIグループと合弁企業を設立しています。
これを見て思い出したのでは、2011年3月11日の東日本大震災の際に、被災地の医薬品の不足だけでなく、いくつかの工場も被害にあったことでした。
こういったニュースを見ると生産設備の増強は重要に思います。
(チラーヂンは、不妊や甲状腺がんの摘出など甲状腺の機能が低下した際に処方されます。)
ネオファーマ社のプロダクトのページを見るとあすか製薬で販売しているジェネリックと一部被っているものがあるようですし、生産品目の海外移転がある程度あるのかもしれません。
ただ、海外生産の難しさは、日本と言語と常識が異なることにあるように思います。
現時点では、医薬品製造 工場の建設を合意し、その後の工場での製造予定品目や設備投資総額等について検討中とのことです。
海外生産での経験値をどのように稼いで行くのか興味のあるところです。