厚生労働省HPに新型コロナウイルス(2019-nCov cases)に関するQ&Aについて情報があります。新型に限らずコロナウイルスの感染経路は、咳、飛沫、接触、(便)のようです。
そもそもコロナウイルスとは、人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスです。
人に感染症を引き起こすものはこれまで6種類が知られています。
一般的な新型コロナウイルス関連肺炎の対策のポイントは以下のとおりです。(予防のポイント)
- 流水と石鹸による手洗いを頻回に行いましょう。
- 特に外出した後や咳をした後、口や鼻、目等に触る前には手洗いを徹底しましょう。
- 咳をする場合には口や鼻をティッシュで覆う等の咳エチケットを守り、周りの人への感染を予防するため、サージカルマスクを着用し、人が多く集まる場所は避けましょう。
(via 本田あきこの部屋)
感染を予防するためには、基本的な感染予防の実施や不要不急の外出の自粛、「3つの密」を避けること等が重要です。これまでに国内で感染が確認された方のうち重症・軽症に関わらず約80%の方は、他の人に感染させていない一方で、一定の条件を満たす場所において、一人の感染者が複数人に感染させた事例が報告されています。集団感染が生じた場の共通点から感染を拡大させるリスクが高い3つの条件が示されています。(2020年6月6日追記)
- 密閉空間(換気の悪い密閉空間である)
- 密集場所(多くの人が密集している)
- 密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や共同行為が行われる)
photo by NIAID
身の回りの消毒について(2020年6月6日追記修正)
疑い患者を取り扱う上での注意点としては、手洗いなど一般的な衛生対策を心がけてくださいとのことです。手など皮膚の消毒を行う場合には、消毒用アルコール(70%)を、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効であることが分かっています。
0.1%はノロウイルスで便や吐物が付着した床やおむつ等を消毒するときの濃度です。
エタノール濃度は、原則70~83vol%の範囲内であることが求められます。現状のアルコールの不足に対して、60%台でも使用を認めています。(2020年6月6日追記)
厚生労働省・経済産業省のホームページに、「身の回りを消毒するための方法について」のポスターがありましたので掲載します。(2020年6月6日追記)
「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム」は違うものです。
「次亜塩素酸ナトリウム」は、塩素系漂白剤などの主成分として用いられるアルカリ性の物質で、従来から新型コロナウイルスの消毒に使われています。「次亜塩素酸水」は、電気分解などの手法で作られる酸性の液体で、新型コロナウイルスへの有効性については、現在検証中です。(よくあるお問い合わせ(令和2年6月4日版)~ | 製品評価技術基盤機構)(2020年6月6日追記)
新型コロナウイルスの発生状況(1/27時点)
欧州疾病予防管理センターには、新型コロナウイルスの発生状況(1/27時点)があります。武漢以外にも既に周囲の省に伝播しているようです。
地域 | 特定地域 | 確定例 | 死亡数 |
---|---|---|---|
アメリカ | アメリカ合衆国 | 5 | 0 |
アメリカ | カナダ | 1 | 0 |
アジア | 中国 | 2775 | 81 |
アジア | Japan | 3 | 0 |
アジア | 大韓民国 | 4 | 0 |
アジア | 台湾 | 5 | 0 |
アジア | タイ | 8 | 0 |
アジア | シンガポール | 4 | 0 |
アジア | ベトナム | 2 | 0 |
アジア | ネパール | 1 | 0 |
アジア | マレーシア | 4 | 0 |
ヨーロッパ | フランス | 3 | 0 |
オセアニア | オーストラリア | 5 | 0 |
合計 | 2820 | 81 |
衛生材料の不足について
1月27日時点
マスクは私の行ったどこのドラッグストアも売り切れでした。
スーパーとか調剤薬局の方が置いてありました。
ドラックストアで売り切れている横の調剤薬局にマスクが陳列されていました・・・。
単純にマスクのあるところというとドラックストアが想起されるのだろうけど、ある程度品揃えのあるスーパーは洗剤などのカテゴリーと一緒に売っています。
調剤薬局は盲点だけれども、薬局で咳をする人用とか、調剤薬局の業態として調剤に偏らないあり方をそもそも模索しているようで案外置いているように思います。
また、ドラックストアと調剤薬局は卸のルートが違うこともあります。
6月6日時点
最近はマスクは何とかなってきましたが、まだアルコール消毒液はないようです。
緊急事態宣言は解除されましたが、今後も感染の広がりに注意が必要だと思います。
(関連情報)